プラモデル写真撮影ブース&照明を自作する

プラモデル写真撮影用のブースを自作してみます!
いろいろと撮影用のライトやブースなどが発売されていますが、これがけっこう高いんですよね。。
ポイントは”面光源”を作り出す事にあるみたいで、構造自体は単純そうです。
なので、とりあえずダンボールで自作してみて、良さそうなら市販品の購入を検討してみる事にしました。
まずは照明の傘の部分を作っていきます。
40cm四方の大きさで作る事にしたので、とりあえず縦・横が40cmのダンボール片を4枚切り出しました。
この4枚をつなげて、傘の部分を作っていこうと思います。


まずは適当に、だいたいの感じでペン等でラインを描き、カッターでカットしていきます。
あと、ラインを描いてカットするときは、ダンボールの目が横方向になるようにしておきます。目が縦だと、傘の緩やかな曲面が作れないです。
カットしたら、そのカーブラインを他のダンボールに書き写し、同じようにカットしていきます。4枚ともカーブラインを同じにしておきます。
ただ、仮組みしながら最終的なカーブラインを決めるので、最初は2枚だけ書き写してカットしておけばOKです。


その後、ダンボールの目に沿って、1本ずつカッターで切れ込みを入れていきます。このとき、切れ込みを入れるのは表面だけです!裏側まで切ってしまわないように注意しておきます。
そうすると、スムーズに折り曲げることが出来、きれいに組み立てられます。


カットしたら、とりあえず2枚をセロテープ等で固定して、仮組み。
好みの形になるまで、カーブの具合や高さ等を調整しながら仮組みを繰り返します。
最終的には写真右のような感じで組み立てる事にしました。
市販品の傘の形もこんな感じだしね。
1枚のダンボールの大きさは横40cm、縦36cmで、組み立てた際の大きさは幅40cm、高さ24cm程になりました。


形が決まったら、4枚をつなげて行きます。木工用ボンドとガムテープで固定しました。
あと、写真撮り忘れましたけど4枚をつなげる前に、光が良く反射するように、内面にシワをつけたアルミホイルをのりで貼り付けておきます。のりは普通の事務用ののりを使いました。
シワをつけるのは光が乱反射して、より均一に光が回ってくれるように思ったからですけど、効果の程は未知数です。
あと、アルミホイルにシワをつけるときは、丸めてから伸ばすのではなくて、伸ばしたまま指で少しずつつまんでシワをつけると、アルミホイルが破けにくいと思います。
4枚を貼り合せたら、天井部分に電球ソケットを設置する穴を開けたカバーを接着。


電球ソケットは、E26口径用のプラソケットを使用しました。
適当なコード類を半田付けして、コードを延長しておきます。スイッチはつけなかったので、コンセントの抜き差しで電源ON・OFFすることにしました。
使った蛍光灯は東芝の21W、昼白色タイプです。
少しでも光がやわらかく広がるように、蛍光灯むき出しタイプではなく、電球型のカバーが付いてるタイプを選んでみました。


電球をセットしたら、トレーシングペーパーをセロテープで発光面に貼りつけます。
トレーシングペーパーをセットする事で光が拡散され、電球という1つの点ではなく、”面”の状態で全体が発光するようになります。
トレーシングペーパーは、通常の袋入りタイプは小さいサイズしかなかったので、幅841mm、長さ20mのロール状のものを買いました。
こんなには要らないんですけどね・・。
トレーシングペーパー以外にも、乳白色のビニール等を使ってもOKです。これで、照明部分は完成です!

次は撮影ブース本体です。
こちらもダンボールで作ってます。
組み立ては工程と言うほどのものはないので省略しますが、幅、奥行きが40cm、高さを36cm程で作って、白の画用紙を貼ってます。
全面に白の画用紙(別に画用紙でなくてもいいんですけど、安い画用紙で十分だと思います。)を貼るのがポイントで、これを貼ることで光が全体に回り、影の無い明るい写真が撮れます。
撮影する際は、この上からさらに白の画用紙を置いて撮影してます。


照明を本体の上に置けば、完成です!
分解は出来ないので、この状態で押入れの一角に常設してます。
40cm四方だと、常設でもそんなに場所はとらないと思います。
電源を入れれば、上面すべてが発光している状態になります。


あとは、撮影ブースの中に模型を入れて、カメラを三脚で固定して撮影するだけです。


バックシートが白の場合、キレイに背景が白になる場合とならない場合がありますね。被写体によって結構変わって来るみたいです。
右のバイクは、ジャンク品でカウルにもあまり艶が出てないんですけど、上手くごまかしが利いててそれらしく撮れてます。実際より良く撮れるケースもあります。

艦船模型は背景が白だと、この撮影ブースだとどうも上手く撮れないように思います。
普通に撮影すると写真左のように、かなり暗く写ってしまうんですよね。
照明を手前にずらし、手前からも白画用紙で光を反射させてやると、写真右のような感じで撮れましたけど、それでもイマイチな気がします。
完成品をキッチリ撮影したい場合は、どうしてもライトやレフ版の位置など調整する必要が出てくると思うので、これで完璧に撮影できるわけではないですけど、それなりにキレイに撮影できるのも間違いないと思います。


どうもグレー系のものが上手く撮れにくいような気がしますね。
あと、横幅は40cmなのでちょっと大き目の物は横の壁が写ってしまいますけど、画像処理ソフトで修正すればある程度大きさのあるものでもいけると思います。(写真左が修正前、右が修正後)


こういった小物類は、キレイに撮影出来るケースが多いみたいです。
明るめに撮影してやると、ダンボールで作った激安自作ブースで撮影したとは思えないような出来栄えです!!


ビンや虫眼鏡などのガラス部分なども、面光源特有の光の反射が入ってキレイに写ります。


金属物も面光源だと均一に光が反射するので、キレイに写ってくれやすいです。背景が白だと、同じ白の被写体は少し見にくいかもしれません。


HPやブログにアップする製作途中の写真なんかも、手軽に撮れると思います。
万能ではないですけど、とりあえず撮影ブースに入れて写真を撮れば、それなりにキレイに撮れるので使えることは間違いないです。
バックシートの色を変えたり、グラデーションペーパー等に変えても雰囲気が変わってくると思います。
横幅60cmぐらいで作ると、かなり余裕を持って撮影できると思います。横幅40cmだと、ちょっと大き目の物になると左右の壁が写ってしまいますからね。
ダンボールで自作すれば、費用は殆どかかりませんので、コストパフォーマンスは非常に高いです。
スペースがあれば1つ作っておくと、そこそこキレイな写真がすぐに撮影できるので、これはけっこうオススメです!