カーモデルの窓枠塗装&マスキング方法

カーモデルの窓枠の塗装は、ボディのクリアー塗装、コンパウンドでの艶出しが終わってから、最後に行った方がいいと思います。
大体セミグロスブラックで塗装することが多いので、窓枠を先に塗装してからクリアーを塗装すると、窓枠のセミグロスブラックが艶有になってしまいます。
マスキングをしたとしても、コンパウンドで磨く事を考えると、窓枠は一番最後に塗装した方がもっとも効率的で簡単です。

最初に、窓枠周辺部分を全体的に、適当にマスキングテープを貼っていきましょう。


大体のところでマスキングテープを貼り終わったら、窓枠の塗装する部分をデザインナイフで切り取って行きます。
大概、窓枠部分は段差があるので、その段差に沿って慎重にカットしていきましょう。デザインナイフがずれて、ボディにキズが付けてしまわないよう注意しながらカットしていきます。
テープを段差のところでしっかり圧着しておくと、カットする位置がわかりやすいです。
あと、デザインナイフの刃はよく切れる新しい物を使った方が良いです。切れない刃を使うと、上手くカットできずに汚くなってしまう可能性大です!


窓枠部分のカットが終わったら、塗料がかかりそうな部分もマスキングしていきましょう。
エアブラシで細吹きで吹き付ければ、そんなに塗料は飛び散らないですが、心配な場合は広めにマスキングしておいた方が無難です。
ボディの内側も同じ色で塗装する場合は、この時に一緒に塗装して行きます。


マスキングが終わったら、出来るだけエアーブラシで塗装していきます。
筆塗りだと、マスキングしていても塗料が滲んできやすく、どうしても汚くなりがちです。
使う塗料は、万が一はみ出したことの事を考えると、ラッカー系のものよりもアクリル系の塗料を使った方がいいかもしれないです。
アクリル系で塗装しておけば、はみ出した部分をシンナーで簡単にふき取る事が出来ますが、ラッカーだとちょっと難しいですので。
(ただ、アクリル塗料を溶剤でふき取る際も、ラッカー塗料を多少侵してしまうので、ふき取る際は少量を手短にふき取ります。)
ラッカー塗料を使って塗料が滲んではみ出したりした場合でも、その部分をペーパーで削ってコンパウンドをかければ修正で出来ます。個人的にはラッカー塗料で塗装してます。
ボディの内側もこの時に一緒に塗装して行きますが、内側全部を塗装する必要はないです。完成後に見えると思われる範囲だけ塗装して行けば問題ないと思います。

塗装が終わった状態です。
ある程度塗料が乾いたら、マスキングテープをはがしていきましょう。


これで窓枠の塗装終了です!
後はウィンドウガラスや、テールランプ等小物を取り付けて、最後にワックスをかけて完成です。

ボディ内面はこんな感じです。
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