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ハセガワ 1/200「ANA(全日本空輸)ボーイング777-300」のプラモデル製作記

ハセガワ 1/200 「ANA ボーイング777-300」 完成写真

全日本空輸 ボーイング777-300 製作記

今回製作したのは、ハセガワの1/200 「ANA ボーイング 777-300」。前回作ったJALの777-300と同じ機種。

キット内容

ANAのブルーのストライプは、デカールか塗装か選んで作れるようにデカールが別々に入ってます。

ただ、デカールは中央付近と垂直尾翼の3分割されてるんですよね。キレイに仕上がるかどうか微妙なので今回は塗装で仕上げてみます (・へ・)

機体の塗装

機体の組立は前回作ったJALの「ボーイング777-300」と同じ。この機種は胴体のデコボコを修正するのが面倒ですけど、がんばって修正していきます。今回もギア無しの飛行状態で組立てます。

左はサフまで終わった状態。サフまで終わったら、胴体の塗装へ。

今回はMr.カラーの「ANA 旅客機カラーセット」を使ってみました。

最初2回ほどクレオスのクールホワイトを塗り、最後に「AC03 エアライナーホワイト」を塗ってます。

このエアライナーホワイトは若干グレーがかったような感じのホワイトかな。ちょっと寒色系な感じのホワイトです。

青いストライプのマスキング位置を決めるため、デカールを台紙ごと切り出してマスキングテープで仮止めし、デカールに沿うようにマスキングテープを貼り付けていきます。

機体底面のグレーから塗り分けるか迷ったんですけど、ブルーのストライプから塗装してみます。

後ろの方のカーブしてる辺りは、デカールをなぞって大体の曲線を切り出して貼りつけ。

この垂直尾翼付近がけっこう難しいです・・。横から見るとキレイにカーブしてるんですけど、上から見るとカーブが連続してないんですよね ((+_+))

ブルーを塗装する前に、塗料の滲み防止のためマスキングテープとの境目にスーパークリアーⅢを軽く吹き付けてます。

クリアー乾燥後、まずは「AC02 モヒカンブルー」を塗装。乾燥後上からスーパークリアーⅢを軽く吹き付けておきます。

モヒカンブルー乾燥後にトリトンブルーを塗るため、そのままマスキングを重ねて行きます。幅はデカールを定規で測って、可能な限り同じ幅になるようマスキングしてますけど、けっこう難しいです。

「AC01 トリトンブルー」を塗装しました。直線部分は大体キレイに塗り分けられましたけど・・

垂直尾翼付近が微妙な感じ。滲んでたり、吹きもらしがあったり、毛羽立ちが酷かったり、カーブのラインが歪んでたり。。この辺マスキングしにくかったんで、しょうが無いかなという感じもしますけど。

というか、水平尾翼は塗装が終わって最後に取り付ければ良かったです。主翼は胴体との合せ目が大きいんで最初に付けといた方が良いかなと思うんですけど、水平尾翼はそう言ったこともないし、無駄にマスキングが大変になっただけでした (p_-)

滲んでる部分はカッターの背の部分で削り落とし、毛羽立ちは2000番のペーパーで軽く落としておきます。本塗装の上にクリアーを軽く吹いてるので、下地の塗装は痛めずにある程度修正できたかな。

ここはがたつきが酷いので、再度マスキングして部分的にエアブラシで塗装し直してます。

最後は翼と機体下部のグレーを塗装するためのマスキング。主翼部分は塗り分け部分にマスキングテープを貼り、マジックで大まかな形をなぞって、ラインに沿って切り出したテープを貼ってます。

胴体は水平が出るよう全体を見ながら細めのマスキングテープを貼って塗り分けラインを決めて行きます。ただ、コレもけっこう難しい・・。機体の前と後ろは機体のカーブに合わせて立体的に合わせていかないといけないので、微妙にラインが狂うんですよね。

底面の先端は円形にカットしたマスキングテープを貼ってます。翼のグレーを塗装する前に、塗料のざらつきを1500番のペーパーで均しておきます。

「AC04 エアライナーグレー」を塗装後、さらにマスキングを重ねて主翼中央付近を「ニュートラルグレー」で塗装。取説の指示通り塗りましたけど、ニュートラルグレーだとちょっと濃いかも。

この後、翼前側をシルバーで塗装してようやく塗装終了です。思った以上に手間がかかりました。ANAは塗り分けが難しいです。

デカール貼り~研ぎ出し~完成

デカールにはリキッドデカールフィルムを塗ってます。このデカールはあまり丈夫じゃない感じなので、塗っておいた方が安心だと思います。

写真右は貼り終わった状態。左最後部のドアはちょっと位置が下過ぎましたね。他も微妙にズレ気味かも。ドアとか窓のデカールはマスキングテープを機体に貼って、それを目印にきちんと水平が出るように貼った方が良いかもしれないですね。

デカール貼り終わったらクリアー吹いて研ぎ出しです。いつもはソフト99のボデーペンクリアーを使ってるんですけど、無くなったんでクレオスのスーパークリアーⅢを使ったら、エンジンパーツの塗料が溶けて流れました (p_-)

これ、確かかなり前にも塗料が溶けて、それ以来使わなくなってたの思い出しました。

ウェット状態になるようには吹き付けてますけど、そんなにドバッと吹き付けてるわけでもないし、他にこういったトラブルは聞かないので謎です。ペーパーの磨きキズまで出てきてる状態です。

とりあえず、ある程度ペーパー掛けしてデカールの段差を消して、デカール部分をマスキング。

改めてグレーを吹いて、その後はソフト99ボデーペンクリアーを吹いていきましたけど、またちょっと流れ気味になったかも。

あとデカールですけど、写真だと殆ど分らないんですけどANAとドアのマークが、微妙に赤っぽく滲んでしまってます。

マークセッター使ったのが原因なのかよく分らないですけど、透明なニス部分に赤く染みだして来てます。染料系の塗料が染みだして来るのと似た感じです。青色で印刷されてるデカールだけ染みだしがあってるので、このデカールの青色特有のものなんだと思います。

ソフト99ボデーペンクリアーを3回ほど吹きつけ、1000番のペーパーで大まかにデカールの段差や塗膜の凹凸を取り除き、1500番のペーパーで仕上げておきました。

最終クリアーは今回色々トラブったので、試しにガイアノーツの「Ex-03 クリアー」を使ってみました。クレオスのレベリングシンナーで2.5倍程に薄めて吹き付けたところ、左主翼に戻りムラが・・。

ガイアの「Ex-03」もクレオスの「スーパークリアーⅢ」と似たような塗料だと思うんですけど、下地を溶かす力が強いんでしょうか。ちょっと怖いのでもう使わないかな。

「Ex-03 クリアー」乾燥後、再度1500番のペーパーで塗装面を整え、ロックペイント社のウレタンクリアー「マルチトップクリアー SH」を吹き付け。シンナーで30%程薄めて塗りましたけど、これはトラブルなしでキレイに塗れました。

乾燥後、タミヤコンパウンドの荒目→細目の順で磨いてみました。

ANA ボーイング777-300のプラモデル完成品

色々トラブルありましたけど、とりあえず完成。ANA機は塗装が難しいですね。パーツは簡素で一見簡単に出来そうですけど、難易度高めだと思います。また今度ANA機組立てるときには、たぶん今回の経験が生きてくるでしょう。

今回製作したキットはこちら!
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