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タミヤ 1/12「Kawasaki ninja ZX-14 スペシャルカラーエディション」製作記

タミヤ 1/12「Kawasaki ninja ZX-14」完成写真

排気量1352cc、190馬力の並列4気筒DOHCエンジンを積んだカワサキのフラッグシップモデル 「ZZR1400」の北米仕様が、この「ninja ZX-14 スペシャルカラーエディション」です。

「Kawasaki ninja ZX-14」製作記

今回製作したのは、タミヤ1/12オートバイシリーズNo.112、「Kawasaki Ninja ZX-14 スペシャルカラーエディション」。

2007年に北米限定仕様で発売された、カワサキZZR1400の特別カラーバージョンです。カウル色は、パールホワイトで製作してみます。

デカールはカルトグラフ製なので、安心感あります。パーツもパッと見た目、特にこれといってバリヤヒケも無く、組立は何の問題もなさそうな雰囲気です。タミヤ品質って感じ。

カウルの下地処理~塗装

まずはタンクカウルを接着、合わせ目を消してパネルラインを深く掘り直しておきます。クレオスの「Mr.ラインチゼル」0.2mmで掘り直してます。

アッパーカウル、サイドカウルのボルト部分はインセクトピンに置き換えます。ボルトを再現した小さな突起はデザインナイフで削り落とし、0.7mmのドリルで穴を開けておきました。

後は、カウル全体を800番のペーパーをかけて均した後、 3Mのスポンジヤスリ(#800~1000)で仕上げてます。

クレオスのグレーサフ1000番を吹き付けてキズ等無いかチェックして、「GX1 クールホワイト」に「19 サンディブラウン」を若干混ぜてカウル色を塗装。

乾燥後デカールを貼ります。カルトグラフ製で基本的に貼りやすかったですけど、デカールが薄く、ちょっと丸まりやすかったかな。後部の上下に跨がる部分は、仮組してマークが上下一致するようにしておきます。(写真中)

ボディはパール色になってるんですけど、パール感はデカールの上からガイアカラー「Ex-06 蛍光クリアー」を吹き付けて出してみます。

説明によると、「クリアーコートするとパールのような輝きを放ち、塗料に混ぜるれば発色が良くなる魔法の塗料」との事。実際吹いた感じは、若干パールっぽいような気がしなくも無いですけど、そんなにぱっと見で分かるようなパール感は無いかなぁ。

そしてちょっとトラブル。クリアー塗装中についたゴミを取り除いた際、塗装面を傷つけてしまったので上からカウル色を塗装したら、色合いが変わってしまいました・・ToT(写真左の中央付近)

蛍光クリアー塗った上から、カウル色を塗ったのが原因だと思います。この後上から蛍光クリアーを塗っても、この色ムラは無くなりませんでしたけど、もうこれはこのまま完成させます。

それからこの蛍光クリアー、乾燥が遅いです。リターダー的なものが多量に入ってるような感じで、なかなか固まらない・・。これで研ぎ出しまでしようかと思ったんですけど、ちょっと不安なので上からソフト99のクリアーを吹き付けて研ぎ出しに入ってます。

あと、デカールに流し込み接着剤をこぼしてしまい、一部デカールをダメにしてしまいました。。主なデカールは貼り付け終わってたので、一部は貼らずに完成させてます。

インセクトピンは、頭の部分を磨いて艶出しして取り付けておきます。サイズは6号を使用。

そして、またまたトラブル。裏面をブラックで塗装するため、表面に塗料が回り込まないようマスキングゾルやテープでマスキングしたんですけど、どういうわけかゾルを塗った部分のクリアーが少し溶けてしまいました ToT

ちょっとわかりにくいですが、写真右のライトの光で反射してる部分がそうです。使ったゾルはクレオスの「マスキングゾル・NEO」。

ただ、溶けてた部分はかなり古く粘度も低くなってたゾルを塗った部分で、新しく購入したゾルを塗った部分は何の問題も無い状態。今までこんな事はなかったんですけど、蛍光クリアーと何か問題があるのかも。ちょっと色々試してみます。

とりあえず、ペーパーがけしてコンパウンドで磨いておきましたけど、インセクトピンをすでに埋め込んでいることもあって、完全に取り除くことは出来ませんでした。

透明パーツの接着

透明パーツは、エポキシ系かもしくはUVライトで固定出来る接着剤を使いましょう!

最初流し込み接着剤で付けたら、見事にライトにもはみ出て曇らせてしまいました(写真左)。コンパウンドで磨いて多少曇りを取っておきましたけど、完全には取れてません。。

UVクリアー等を伸ばしランナー等で少量付け、クリアーパーツを取り付けて、UVライトで固定するのが確実だと思います。

組み立て~完成

シルバー塗装部分は「メッキシルバーNEXT」を塗り、マスキング後他の部分を塗っていきましたけど、クレオスの「マスキングゾルNEO」はどういうわけか黒っぽく汚れが付いてしまいますね。

これ、前からちょっと気になってましたけど、気のせいかなとそのままにしてましたけどやっぱり気のせいじゃないみたいです。ゾルそのものが影響を与えてるのか、それとも塗料がゾルを通り抜けてるのか分かりませんけど、確実に下地に影響与えてます。

ちょっと調べて見ないと何とも言えませんけど、塗料がしみこんでるような雰囲気です。とりあえず、上からメッキシルバーを吹いて修正しておきました。

リアダンパー部分は、強度的に不安だったので真鍮線を埋めて強度を上げてます。

スプロケット部分はメッキシルバーNEXTを塗装後、ウォッシング。そしてチェーンを1ずつエナメル塗料で塗り分けてます。

メタリックレッド部分は、箱絵を参考に「3 レッド」+「109 キャラクターオレンジ」+「8 シルバー」を8:1:1程度の割合で調色して塗装。

タイヤは中央のパーティングラインみたいな物はニッパーで切り取っておきました。

リアの反射鏡部分はデカールを貼るようになってますが、接着剤こぼしてダメにしてしまったので下地にメッキシルバーNEXTを塗装し、上からクリアーレッドを塗装してます。

ナンバープレートは厚みを薄く削り、ボルト部分はインセクトピンに置き換えてます。

フロントフォークはハセガワのミラーフィニッシュを貼り付け。

アッパーカウル部分はライトの合いもバッチリ。スクリーンは裏側からデカールを貼るようになってますが、これもキレイに仕上がります。

あとは説明書に沿って組み付け。マフラーパーツは、メッキの上からメタルプライマーを塗装した後、スモークを吹き付けて置いてます。

タミヤ 1/12 カワサキ Ninja ZX-14

これで完成です!ちょっとしたトラブルが続きましたけど、パーツ精度は非常に高く作りやすいプラモデルでした。

今回製作したキットはこちら。
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