1から始める、プラモデル・模型の作り方!

タミヤ 1/6「ホンダ モンキー 40thアニバーサリー」のプラモデル製作記

「HONDA モンキー 40th」完成写真

ホンダ・モンキーの発売から40周年を迎える2006年に、2500台限定で発売されたのが、この「40th アニバーサリーモデル」。チェック柄のシート、ブラックカラーのタンク、レッドの前後ホイールなど特別カラー仕様になってます。

「HONDA モンキー 40th」製作記

今回製作したのは、タミヤ1/6スケールの「ホンダ モンキー 40thアニバーサリー」モデル!

40thアニバーサリー限定モデルとしても、通常のモンキーとしても作れるようなキット構成になってます。

せっかくなので、40th限定モデルとして製作していきます。

キットの中身

キットは40th限定モデルと通常の市販タイプの、両方を作れる様にパーツ・デカールがセットされてます。

また、武川やヨシムラのマフラーやキャブレター等、社外品パーツもセットされてるので、ノーマルモンキー以外の仕上げも可能です。

シート製作

まずはシートの製作から。チェック柄のシールはデカールでは無くて、普通のシールのような感じになっているので、シワができそうなんですよね。

なので、貼ってみてキレイに貼れそうなら40thアニバーサリーモデルで作り、汚くなってイマイチなら、通常版のモンキーとして製作していこうと思ったので、まずはシートから作っていきます。

シートのボルト部分は虫ピンに置き換えるので、まずはディティールをデザインナイフで切り落とし、ピンバイスで穴を開けておきます。

その後全体をつや消し黒で塗装。乾燥後に表面をコンパウンドで軽く磨いて艶を出してお来ました。多少シートらしい雰囲気が出て倉田かな?

1/6スケールだと、インセクトピンでは小さすぎるので、100円ショップで買ってきた虫ピンを使って見ます。写真真ん中が虫ピンを差し込んでみた状態。けっこう良い雰囲気になってくれたんじゃないかと思います。

チェック柄シールは点線に合わせてカットしてから貼り付け、余分な部分をカッターで切り取ります。綿棒等を使いながらなるべく密着させるようにしながら貼りましたけど、どうしても端の部分でシワになりがち。

ドライヤーで暖めたりして、何とか密着出来ないかなと試してみましたけど、完璧に密着させるのは無理みたいです。

余分な部分のシールを取り除いたら、マスキングして、ライン部分をグレーに塗装してシートは完成です。とりあえず、40th限定モデルで製作出来そうなので、このまま製作を続けていきます。

組み立て・塗装

ホイールやフェンダーなど、いくつかのメッキパーツはブラックやレッドで塗装することになるので、そういったパーツはメッキを落としてしまいます。

キッチンハイターに付けてみましたけど、どうも表面にコーティングが施されているようでメッキが落ちてくれません。。

そこで、一度パーツをビニール袋に入れ、クレオスのラッカーうすめ液にしばらく浸してコーティングを剥がし、その後キッチンハイターでメッキを剥がしました。

ところが、メッキを剥がしたらまたもコーティングが・・。写真右の左側は、メッキ下のコーティングを剥がした状態、右はメッキを剥がしただけの状態。

結局、メッキ下のコーティングもラッカー溶剤で溶かして取り除きましたけど、このコーティングはなかなかキレイに剥がれず、かなりめんどくさい作業でした。。

しかもヘッドライトパーツはメッキ

状態のままでよかったのに、間違って剥がしてしまうし・・

しょうがないので、色調のバランスを取るため、他の大半のメッキパーツもメッキを落とし、メッキシルバーNEXTで塗装します。

個人的な好みとしては、特に1/6サイズぐらいになるとメッキを生かした方が良い気がしてます。NEXTだと、ちょっと地味な感じになるかな、と言う気がします。落ち着いた仕上がりではあるんですけど。

フレームは流し込み接着剤で接着し、固まるまでクリップなどで挟んでおきます。

赤で塗装するパーツは、あらかじめタミヤのピンクサフを吹きつけておき、クレオスの「68 モンザレッド」で塗装してます。

ただ、フレームは元の形成色が赤で、そのままピンクサフを塗装しても光が抜けて色が透けそうだったので、グレーサフ+シルバーを最初に吹きつけ、光が抜けない様にしてからピンクサフを吹いてます。

艶有りのメッキをそのまま残したパーツに関しては、メタルプライマーを突き付けた後、スモークを軽く吹いて輝度を下げておいてます。

タンクやフェンダー類はグレーサフを吹きつけた後、スポンジヤスリで磨き、表面を滑らかにしてからクレオス「GX2 ウィノーブラック」で塗装。

クリアーは、今回は東邦化研のエンジンウレタンを使って見ましたけど、これはフィニッシャーズのGP1に比べると原液の粘度がかなり高ですね。説明書見たら原液をシンナーで100%~200%薄めて吹き付けるよう記載がありました。

写真右は吹きつけ終わった状態。

あと、ウレタンクリアーを吹きつけてすぐに乾燥ブースで乾かしたせいか、リアフェンダー左側に気泡が出て来てしまいました。。

たぶん、高い温度で一気に乾燥させたせいなんじゃないかなと思います。研ぎ出したら殆ど目立たなくなりましたけど、少なくとも数時間は自然乾燥させてから乾燥ブースに入れないとダメですね。

それと、研ぎ出した感じですけど、エンジンウレタンはGP1に比べて柔らかいような気がします。小傷がつきやすい感じで、GP1で研ぎ出した時のような、スカッと抜けるような艶が出ないような気がします。何となくスッキリしない感じがするんですよね。。

エンジン部分はメッキパーツの上から軽く「SM04 スーパーステンレス」を吹きつけ、エナメルのレッドブラウン+ブラックでウォッシング。ボルト類はエナメルのクロームシルバーを筆塗りしてます。

リアキャリアの組立は、フレームに仮組しながら組み立てた方が、歪み無く組み立てられると思います。

それと、リアフェンダーは普通に取り付けるとタイヤと中心がかなりずれてきたので、取り付け部分を削り取り、出来るだけタイヤと中心が合うように修正しておいてます(写真中央)。

ただ、ナンバープレートを取り付けて完成させると、今度はナンバープレートとリアフェンダーの位置がずれてしまったので(写真右)、ここはある程度全体でズレを吸収できるよう、そこそこで合わせておくのが良さそうです。

ハンドルの取り付けは、まずF18、F19部品をB51部品に取り付け、そしてH7のグリップパーツを取り付けます。

右のレバー部分はハンドル部に凸部分があり、取り付け角度が分かるんですけど、左は何も無い状態で取り付け角度がイマイチ分かりません。なので、最初に右側を取り付けて、左側は右側の角度に合わせてとりつけていきました。(写真左)

フロントフェンダーの取り付けは、タイヤ、フロントフォークをフレームに取り付けてから、最後にエンジン部分に当たらない角度で取り付けてます。(写真中)

エンブレムはエナメルのつや消しブラックを少し薄めた物を全体に塗り、表面を拭き取っておきました(写真右)。

他、細々したパーツを説明書通りに組み立てて完成です!ヘッドライトパーツのメッキを間違って落としてしまった

ことから、全体的にメッキを落として「メッキシルバーNEXT」で再塗装に手間がかかったのが反省点でしょうか。

1/6サイズだと、特に艶有りのメッキパーツは活かした方が、個人的には仕上がりが良いような感じがしてます。

今回製作した模型はこちら。
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