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タミヤ 1/20「ロータスホンダ 99T」のプラモデル製作記

「ロータスホンダ 99T」完成写真

「ロータスホンダ 99T」製作記

今回製作したのは、タミヤから発売されている1/20グランプリコレクション No.48 「ロータスホンダ99T」。以前にヤフオクで落札したキットですが、かなり古く説明書の田宮の住所は小鹿表記でした。

キットはストレート組みで製作。ゼッケンNo.12のアイルトン・セナ仕様で製作していきます。

キットは古いですけど、デカールは若干黄ばんでる程度で状態も良いみたい。タイヤデカールはどうでしょう・・、貼ってみないと分かりませんけど見た目はそんなに悪くなさそうです。

あとは、やっぱりパーティングラインが結構ハッキリ出てるパーツがあるので、丁寧に処理しておく必要がありそう。

下地処理

リアウイングA7、A8部品はエンジン部分のパーツを挟み込むように接着します。最初にここを接着すると挟み込めなくなるので、A7、A8部品は2つを合わせてペーパーで均し、出来るだけ接着後も段差が目立たないよう処理しておきます。

パーツにはパーティングラインがクッキリ出てる物が結構あるので、デザインナイフやペーパーを使ってキレイに処理しておきます。

A22、A23部品は内部をリューターで削って、薄くしてます。(写真右)

ボディは平らな面は当て木してペーパーがけし、平面を出しておきます。一部別パーツになってる部分は、合わせ目の段差が目立つので、パテ埋めしておきます(写真中)

先端部のスジ彫りは非常に浅かったので、ラインチゼル0.2mmで掘り直しておきました。

ボディの塗装~デカール貼り~クリアー塗装

ボディのペーパー処理、合わせ目消しが終わったら全体をグレーサフで吹いて、キズや合わせ目が消えてるかチェック。その後、クレオスのGX1 クールホワイトに多少イエローを混ぜた色で、下地塗装してます。

ボディ色のキャメルイエローは、「GX4 キアライエロー」と「59 オレンジ」を約10:1の割合で混ぜて調色したものを吹きつけてます。

デカールには、最初にリキッドデカールフィルムを塗布。デカールが古いせいか、水に漬けて3分ぐらい待たないと台紙から剥がれませんでした。

貼る際も慎重に貼っていきましたけど、全体的にちょっと脆い感じで3~4箇所デカールを破いてしまいました・・。

破れた箇所は、元通りくっつけ合わせた上で、同じ色の不要デカールを細切りにしたものを貼り付け、上からクリアーを吹いて研ぎ出しして修正しておいてます。

ボディの仕上げは一度ラッカークリアーを厚塗りして中研ぎし、デカールの段差を消した後に、ウレタンクリアーGP1原液を塗りっぱなしで仕上げてみました。

コンパウンドで磨く手間が省けるし、どんな感じの仕上がりになるかなと試して見ましたけど、ちょっと塗り肌が残ってしまうかな・・。

小さいパーツは、あまり目立たない気もしますけど、大きな面積のパーツはもうちょっと滑らかでも良いかなと言う気がします。

ハンドピースはクレオスの0.5mm径(PS-290)、コンプレッサーは田宮のSW-653で0.12Mpa程度の圧力で吹いて見ましたけど、もっと圧を高めた方が良いかも。・・というか、原液がまずかったかも。指定ギリギリか、それ以上にシンナーで薄めておかないと塗りっぱなしでは滑らかな塗装面になりにくいかな。

組立

リアウイングは、まずA7、A8部品で挟み込むように接着していきますが、がたつきがあるので中央部分にはエポキシ接着剤を充填し、前後左右が水平になるように固定。

その後、A2部品にA5、A6部品をエポキシ接着剤で固定して、最後に全体を接着していきました。

エンジン部分は合いの悪い箇所が結構ありましたが、特にA14、A15部品の移行部が上手くいきません。(写真左の矢印部分)

ここはカッターで切断して取り付けましたが、段差が出来てしまいました・・。エンジン回りは塗装前に十分にすりあわせて置かないと、キレイに仕上がらないと思います。

バックミラーはミラー面に押しだし後ありましたけど、そのままエナメルのクロームシルバー塗って完成にしました。

タイヤデカールは古くなってるせいか、なかなか上手く貼れず、後輪内側の「EAGLE」マークは失敗。。ただ後輪内側は部品の影になって目立たないので、これもこのままで完成にします。

これで、完成です! 全体のプロポーションなどは、非常にイイ感じだと思います。

今回製作した模型はこちら!
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