1から始める、プラモデル・模型の作り方!

ハセガワ 1/200「ANA(全日本空輸)ボーイング767-300 ”FLY!パンダ”」のプラモデル製作記

ハセガワ 1/200 「ANA ボーイング767-300 ”FLY!パンダ”」 完成写真

ANAの「ボーイング767-300 ”FLY!パンダ”」はパンダ柄の特別塗装が施された機体で、「パンダジェット」とも呼ばれてました。ANAの中国線就航20周年を記念して2007年から運航を開始、2014年末で運航を終えてます。

”FLY!パンダ” 製作記

今回製作したのは、ハセガワの1/200スケール、「ANA ボーイング767-300 ”FLY!パンダ”」。ヤフオクで入手したプラモです。

キット内容

キットは特に変わったところは無いです。通常の767-300にパンダ柄のデカールが付いてます。デカールの位置決めと、シワ無く貼れるかがポイントになりそうです。

機体の組立て

窓はポリパテで埋めてデカールで仕上げるので、まずは内側にプラストライプを貼り付けておきます。

スタンドを差し込むパーツはそのままだと機体底面に飛び出てしまうので、面が平らになるよう埋め込み、プラリペアで補強。

主翼や尾翼はなぜか凸モールドになってるので、塗り分けライン部分と主要な箇所に関しては、けがいて凹モールドにしておきました。

窓をポリパテで埋め、気泡はウェーブの黒い瞬間接着剤で埋めて平らにしておきます。主翼もこの時点で接着して機体との付け根部分の合せ目を消しておきます。

エンジンは整流板のようなディティールがかなり簡略化されてるので、薄く削ってそれらしくしてます。(写真右の、右のパーツが削り終わった状態)

サフを吹いて、機体の凹凸が残ってるところは再度ペーパー掛けし、全体にサフを吹いて下地処理は終了。その後機体をホワイトで塗装していきます。

ホワイトはクレオスの「GX1 クールホワイト」を若干暖色系に調色した色を使いました。

パンダ柄のデカールは窓の部分が透明になってるので、このまま貼ると窓デカールの位置合わせが困難になりそう。なので窓の部分をあらかじめ黒で塗っておきました。

ただ、微妙にデカールの黒はグレーがかってたみたいで、近くで見るとちょっと塗装したところが分ります。。

主翼と機体の移行部分は、デカールの黒ラインをマスキングテープに写し取ってマスキング。

そして主翼を塗装。デカールには予めリキッドデカールフィルムを塗っておいてます。これを塗っておかないと、デカール貼りはかなり困難になると思います・・><

機首部分のマークは、かなりシワが出ますけど、ソフターやドライヤーを使い、綿棒で押さえるようにして、がんばってシワを吸収して貼っていきます。何とかシワ無く貼れました。

主翼周辺はシワが大きく吸収できなかったので切れ込みを入れて貼り(写真左)、ストックしてあった不要なデカークの黒い部分を切り貼りしました(写真右)。主翼付け根部分も曲線を描くようにラインを変更してます。

ただ、黒色が若干違ってたみたいで、写真だと分らないですけど、間近で見ると切り貼りした部分が微妙に分ります・・。

パンダ柄のデカール位置ですが、機体中央部はアンテナから約5mm程後ろ、尾翼付近は水平尾翼付け根から約2mm程前の位置に貼るとちょうど良いぐらいだと思います。

今回は位置がよく分らず、窓デカールとパンダ柄の位置に多少ズレが出てしまいました。特に左後ろの「JA606A」の機体記号はAの文字が黒いパンダマークからはみ出してしまいました。ぱっと見分らないので、今回はそのまま完成させてます。

デカールを貼り終わったら、ソフト99のクリアーを空きビンに移してエアブラシで3~4回ほど吹きつけ、2週間ほど乾燥させてから1000~1500番のペーパーで磨いてデカールの段差を消していきます。最後は1500番のペーパーで終わらせてます。

その後ロックペイントのウレタン、「マルチトップクリアーSH」を30%程シンナーで薄めて、薄く一回吹きつけ。乾燥後コンパウンドで磨いてゆず肌を取り除き仕上げてます。

これで完成です!

このキットをキレイに作りたいなら、カスタマーサービスでデカールをもう一枚買って(それかキット2つ買うか)、デカールを切り貼りする必要がありそうです。塗装したり、他の余ってる黒デカールを使うと微妙に色が変わってしまう可能性ありです。

そんなに目立つものでは無いんですけど、同じデカールなら完全に分らなくなりますから。(研ぎ出しした場合)

今回製作したキットはこちらです!
ハセガワ 1/200 「ANA 767-300”FLY!パンダ”」 【amazon】

ハセガワ 1/200 「ANA ボーイング767-300 ”FLY!パンダ”」 【楽天価格比較ページ】