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1/700 情景アクセサリー「タグボートセット」のプラモデル製作記

1/700「タグボートセット」完成写真

「タグボートセット」製作記

ウォーターラインシリーズ《情景アクセサリー》の「タグボートセット」を、1/700軍港ジオラマレイアウト用に制作しました。

このタグボートセット、運貨船や内火艇、救難船、曳船、カッターに運搬船など、14種類23船のボートがセットになってます。脇役船ですけど、レイアウトの幅を大きく広げてくれると思います。

素組だとあっさりしすぎな気がするので、ある程度ディティールアップして組み立ていきます。

まず、通風筒はリューターで穴を開けておきます。先端の細いビットで穴をあけて・・

流し込み接着剤の「Mr.セメントS」を軽く塗って、削り口をなめらかにして仕上げておきました。全部で16個ほどあり、めんどくさいですけど全部同じように開口しました。

艦橋の窓枠部分は、全てエッチングに置き換えておきます。ある程度大きさのある艦橋部品は、まずノコギリ状のディスクを使いリューターで2つにカット。

ヤスリで薄くした後、窓枠部分のエッチングを液状とゼリー状瞬間接着剤を混ぜたもので接着。窓枠のエッチングは、以前購入して余ってた1/350戦艦ヤマト用のラッタルパーツを使いました。

あとは天井部分のパーツを付けて、余った部分の窓枠エッチングをカットして、背面にプラ板を接着した後、プラ板の大きさを揃えて完成です。

タグボートは3隻ありますけど、3隻とも艦橋部品を普通に付けると斜めになってしまうので(写真左)、土台部分を削ってまっすぐ付くように修正しておきました(写真右)。

艦橋部分が小さい船はエッチングに置き換える際に、艦橋部品の厚みを削り、土台部分のみを使って後はプラ板を貼って作ってます。

タグボートは箱絵を参考にホーサーリールを追加。あと煙突はリューターで開口しておきました。この後、塗装に入ります。

塗装はまず、タミヤのホワイトサーフェイサーを塗ってから、甲板にMr.カラー 「44 タン」を塗装。それから甲板部分をマスキング

その後で、マスト部分を0.2mm真鍮線で自作して取り付け、手摺や水密扉なども追加。

そして、タグボートは3隻とも箱絵を参考に、後部にバーのようなものを付け足しておきました。バーの部分には、汎用エッチング手摺のランナー部分がちょうどよさそうだったので、それを使ってます。

それと、300tタグボートはカッターを船体に直置きするようになってますが、0.3mm真鍮線でボートダビットを自作してみました。

この上に、ファインモールドのナノドレッドシリーズ「カッターボートセット」の7mカッターを設置します。

そして船体色を塗装。船体色はクレオスのMr.カラースプレー 「SJ01呉海軍工廠色」をビンに移した後エアブラシで塗装。その上から、Mr.カラー35 「明灰白色1」を塗装して軽くグラデーションをかけてます。

あと、重油運搬船は箱絵を参考に、艦橋部分の形状を写真右のように変えてしまいました。この船もカッターを船体に直置きするようになってましたが、300tタグボートと同じように0.2mm真鍮線でボートダビットを自作してます。

塗装は箱絵を参考にオレンジっぽく塗装しようかとも思いましたけど、結局他の艦と同じように塗装してます。

船体色を塗装し終わったら、艦底色を0.5mm幅ぐらいでタミヤの「TS-33 ダルレッド」で塗装。その後、Mr.カラーの「オリーブドラブ」をシャドー吹きしてます。

それから、エナメル系の「フラットブラック」と「レッドブラウン」を混ぜた色でウォッシングして塗装は終わりです。

塗装が終わったら、マストに鮎釣り用金属線(0.047mm)で空中線を貼って救命浮き輪を取り付けて完成させておきました。

内火艇もエッチングに置き換えたり、0.2mm真鍮線でマストを自作してディティールアップしてます。

塗装はホワイトサーフェイサーを塗装後、甲板色を塗装して、甲船体側面を甲板部分に塗料がかからないよう船体色をエアブラシで塗装。

その後、甲板部分をマスキングして、残りの塗料が付いてない上部構造物をエアブラシで塗装しておきました。

これで完成です!
小さい船ですけど、数が揃うとけっこう存在感があります。

今回作った1/700「タグボートセット」はこちら
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